ゴスロリとコスプレ

ゴシックロリータあるいはゴスロリは、案外一般には知られていないようですね。

「ゴスロリってさぁ」

と私が話し出すと

「ゴスロリってなあに?」

と聞かれるパターンが一番多いのです。

そしてもう一つのパターンは

「ゴスロリ?ああ、あのメイド服のファッションのことだよね?」

「………」

どうやらゴシックロリータをメイド服に代表される黒系のコスプレと同一視してる人が結構いるみたいです。

確かにイメージとしては似ているところもあるかもしれません。一般には日常でメイド服を着るようなことはほぼありません。でも、コスプレイヤーやゴシックロリータ愛好者は、メイド服、あるいはメイド服をベースとしたドレスを身に纏ったりします。

ゴシックロリータであれコスプレであれ、いわば日常とかけ離れた衣装を身に纏うのであって、ゴスロリやコスプレなどの世界と無縁の人から見れば似たようなものに見えるのも当然かもしれません。

ゴスロリ衣装とコスプレ衣装との大きな違いといえば、外出時に着用するかしないかを挙げることができます。勿論例外もあるでしょうが、コスプレ衣装の場合はコスプレ会場のような特別な場でしか着用されないのに対して、ゴシックロリータの場合は衣装を纏って外出します。

そうした違いを踏まえたならば、「ゴシックロリータはファッション」であるのに対し、「コスプレはイベント」であると区別することが出来るかもしれません。

上とは別にもう一つ。これはあくまでも私のイメージなのですが、コスプレはあえて「俗」に留まるのに対し、ゴスロリは「聖」を目指そうとする…賛否両論あるかとは思いますが、あなたはどう思われますか?

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ゴスロリメイクと19世紀末的美

ゴシックロリータのメイクに限らず、化粧には理想とするイメージが必要でしょう。どのようなイメージにしたいか?それを踏まえたうえで、実際にそのイメージを実現するのがメイクのテクニック。つまり、まずメイクの際にはイメージありきだと思うのです。

ゴシックロリータのイメージといっても人それぞれでしょう。だからこそ、ゴシックとロリータを分けたりしますし、ロリータはロリータで黒ロリ・白ロリ・甘ロリなどなど色々な分類があります。ゴスロリもゴシックロリータと一言でくくることができなくなってきたゆえのことでしょう。

そんなわけで、今までの投稿は特にゴシックロリータのイメージについて語ることを主旨としてきました。ゴスロリに親近性があるキーワードとして、中世や19世紀末についてふれてみたりもしました。

ゴスロリメイクをテーマにするとなると、私のおススメは19世紀末!

@美しい・神秘的
A気品がある
B不健康的w

という、ゴシックロリータの三大要素を満たした女性のイメージが19世紀末に流行したのです。

そのキーワードは「ファム・ファタル」。日本語に訳すと「宿命の女」となります。類稀なる美女でありつつ、男性を翻弄し破滅に追いやる女性…神秘的というより不吉な女性像なのですが、その美しさゆえに、男性は破滅するとわかっていても惹かれてしまう。

ゴシックロリータ全体というより、特にゴシックよりなイメージですが、ロリータにおける色白メイク好みはファム・ファタルのイメージとされる特徴とも関係がありそうですね。

いずれにしても、ゴスロリを愛する方にとって、19世紀末のイメージに浸ることは、自分の世界観を深めてくれるものとなるに違いありません。

下は19世紀末のイメージに浸るのに最良の書。私も折に触れ読み返しています。難しい話で盛りだくさんなのですが、ゴシックロリータのメイクをする際のイメージ作りに知らず知らずに役立つ─そんなタイプの本です。気品あるお化粧のために是非…



*のちほど、ファム・ファタル風ゴスロリメイクについて投稿したいと思います。

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ゴシックロリータの化粧って…

ゴシックロリータファッションで印象深いものの一つとして、化粧を挙げることができましょう。あくまでも私の感覚なのですが、ゴシックロリータのファッションというと、服よりもメイクの方が重要。

ゴシックロリータファッションにおいて、服装もメイクも勿論欠くことは出来ないでしょう。

ただし、

@ゴシックロリータの服装をしつつメイクがそうではない
Aゴシックロリータの化粧を纏いつつ、服装はゴシックロリータではない

@Aを比較したときに、よりゴシックロリータらしさを感じるのは、私にとってはAなのです。

私自身がゴシックよりの人間だからかもしれませんが、ゴシックロリータファッションに対して「可愛い」という形容の仕方にはどうしても違和感を覚えてしまいます(もっとも「感性を刺激する」といった意味での可愛いなら別ですが)。私にとってのゴシックロリータは、「可愛い」というより「怖い」という要素の方が強い…その怖さも、美がもたらす怖さなのですが。

美がもたらす怖さというと、やっぱり19世紀末ですか…

19世紀末の知識人の間で流行した文化として同性愛があります(オスカー・ワイルドなどが有名ですね)。ではなぜ同性愛が流行したのかというと、同性愛が反自然的だからという理由なのです。

自然よりも人工を好むこうした嗜好は、ゴシックロリータの化粧およびファッション全体と通じるものがあるのではないでしょうか。

そうした反自然志向は「芸術のための芸術運動」という形でも表現されました。現実と理想を対比させ、「現実=自然」、「理想=芸術、美」、したがって反自然は美をもたらすものとして捉えられたのです。そうした発想がまた、ゴシックロリータと共鳴するように思えるのは、私だけではないでしょう。

ゴシックロリータにおける化粧と服装…服とはそもそもどんな服であっても反自然です。ところが化粧はというと、手を加えるといった意味では反自然ですが、ナチュラルメイクという言葉があるように、敢えて自然さを強調する方向性もあります。

だとすると、ゴシックロリータという反自然の路線があって、そこから違う方向に反らさせてしまう可能性が高いのは化粧の方、つまりゴシックロリータらしさを演出するのにより重要なのは化粧なのかもしれない…などと考えてしまいました。

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